おわら風の盆とは
越中八尾おわら風の盆は、おわら節の民謡に合わせて情緒豊かに踊る祭りです。
起源は元禄15年(1702年)、加賀藩からくだされた「町建御墨付」を八尾の役人が無事取り戻した祝いに三日三晩賑やかに歌い踊って町を練り歩いた事で、今では台風の多い時期に風神鎮魂を願う豊年祭りに変化していきました。
1921年(大正10年)、第一回全国民謡大会に出場したおわら風の盆は全国的に知名度を上げ、翌年の大会では日本一に輝きました。
風の盆の魅力はその芸術性にあり、踊りと曲とが作り出す世界観に見る者は引き込まれます。
その芸術性は先人たちが変革に取り組んだ事で作られ、このような民謡は全国に例を見ません。
特に昭和4年に「おわら保存会」の初代会長に選ばれた川崎順二はおわらをより格調高い芸術にする為に私財をつぎ込んでまで芸術家を八尾に招き、評価を吸収していったと言います。
開催日 | 本祭 2016年9月1日(木)~9月3日(土)、前夜祭 8月20日(土)~8月30日(火) ※毎年同じ日 |
開催場所 | 各町内、八尾曳山展示館、八尾小学校ステージ |
来場者数 | 25万人 |
公式サイト | 公式サイト |
町流し。福島町は駅から一番近い。
町流し。諏訪町
聞名寺演舞場
上新町。女性踊り綺麗でした。
西町の男女踊り
流しではないので場所取りが一番激しい鏡町のおたや階段前
上新町の輪踊り。お手本の踊り子さん
日本の道100百選「諏訪町」
鏡町。女性踊り、途中3:00頃から男性と女性の踊りになります。
THETAで撮影した祭りの写真です。画面上をドラッグすると360度好きな場所が見れます。
2015.9.2 おわら風の盆 町流し – Spherical Image – RICOH THETA
東町の町流し。
2015.9.2 おわら風の盆 町流し 上新町 – Spherical Image – RICOH THETA
上新町の町流し。
2015.9.2 おわら風の盆 鏡町 – Spherical Image – RICOH THETA
鏡町。おたや階段前の演舞場
THETAで撮影した360度動画をYouTubeにアップしました。※スマホで見る場合、YouTubeアプリで開いてください。
本祭 9月1日~9月3日
おわら風の盆はその人気ぶりから例年非常に多くの人が訪れます。
特に町流しの混雑時には町自体への入場規制がされて町に入れない程です。
混雑を避ける為、主催者側は町流しの詳細な踊り場所を教えないようにしています。
詳しい人からは「1日中歩きまわっても見れない可能性もある」と言われました。
では、どうすれば良いか?
まずはその覚悟、心構えを持って祭りに臨みましょう。
そして過去の例をインターネットで調べたり、当日はまわりの人に聞いて踊りを探しましょう。
前夜祭 8月20日~8月30日
前夜祭は本祭に比べて混み具合が少ないので初心者でも見やすいと言われています。
前夜祭期間中は越中八尾のホテルにも空きがあります。
祭り期間中以外も風の盆が見れるようになりました!
近年の人気の高さ、人の多さを受けて祭り期間以外でも毎月第二・第四土曜日に八尾曳山展示館で風の盆ステージを見る事ができるようになりました。
舞台演舞の他、踊りや唄の解説、輪踊り(参加希望者のみ)もあります。
2016年スケジュール
- 1月
- 9日、23日
- 2月
- 13日、27日
- 3月
- 12日、26日
詳細は越中八尾観光協会でご覧ください。
本祭期間中は22時頃から各町で一般参加が可能な輪踊りが開催されます。
(混雑状況によって開催されない場合もあります。)
代表的な輪踊りは上新町の八尾曳山展示館前で開催される輪踊りと、福島駅前通りです。
風の盆は輪踊りの人気も高く輪踊りを楽しみに毎年訪れるリピーターの方もいるそうです。
本祭期間中は踊り方の教室が八尾曳山展示館で開催されます。
風の盆の芸術的な踊りを本格的に体験したい方は参加してはいかがでしょうか。
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おわら資料館
東町にあるおわら資料館では、大型スクリーンでの演舞鑑賞、歴史資料、衣装展示等がされています。
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道の駅100選 諏訪町通り
元々は職人町であった町屋の姿が残る石畳の道で1986年に「にほんの道百選」に選ばれました。
風の盆期間中はぼんぼりが灯り、情緒深い景観になります。
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禅寺の坂
西町にある石垣が高く積み上げられた八尾独特の風景。
山間地を切り開いて町が建てられたことを今に伝える風景。